こんにちは、houriです。
投資歴5年目。趣味は高配当株投資のアラサー会社員です。
高配当株探していると、今の配当利回りは高いけど今後も継続できるのか不安で購入しても良いものか迷う銘柄も多く出会いますよね。
今回は、配当を減らさない「累進配当政策」を掲げる企業を4銘柄ご紹介します。
(2023/4/17 追記)
「累進配当政策」を掲げる企業4選 その2を公開しました。
累進配当銘柄:① ニチアス(5393)[ガラス・土石製品]
累進配当政策を掲げる企業1つ目は、ニチアス(5393)です。
ニチアスは、石油化学や火力・原子力発電所等のエネルギー関連設備などプラント産業の建設・メンテナンスを行う企業です。
株主還元方針
中期経営計画「しくみ130」の期間中、累進配当を継続する方針を表明しています。
✔ 2023年3月期第2四半期から、DOE3.5%以上を目安
✔ 現在の中期経営計画期間中(2023年3月期~2027年3月期)は累進配当を継続
これまでの配当実績
配当性向は20~50%の範囲で推移しており、2009年から13年連続増配中です。
2023年度の配当については、前期比6円増配の92円予想となっています。
累進配当銘柄:② 稲畑産業(8098)[卸売業]
累進配当政策を掲げる企業2つ目は、稲畑産業(8098)です。
稲畑産業は住友化学系の化学専門商社で、電子部品や合成樹脂などを取り扱う企業です。
株主還元方針
中期経営計画「New Challenge 2023」の期間中、累進配当を継続する方針を表明しています。
さらに、政策保有株式については今後3年間で50%縮減する方針を明示しており、追加の株主還元も期待できます。
✔ 現在の中期経営計画期間中(2022年3月期~2024年3月期)は累進配当を継続
✔ 総還元性向の目安は概ね50%程度
✔ 政策保有株式の売却によりキャッシュインが発生した場合、追加の株主還元を検討
これまでの配当実績
配当性向は20~40%の範囲で推移しており、2018年から4年連続増配中です。
2023年度の配当については、前期比5円増配の115円予想となっています。
累進配当銘柄:③ 三菱商事(8058)[卸売業]
累進配当政策を掲げる企業3つ目は、三菱商事(8058)です。
日本屈指の大企業であり、総合商社の中でもトップに君臨しています。
株主還元方針
2022年度より開始された『中期経営戦略2024』において、財務健全性、配当の安定成長、株主還元に対する市場機体の3つのバランスが取れた還元政策を行う方針を表明しています。
そのうち、配当については持続的な利益成長に応じて増配を行う累進配当を掲げています。
✔ 現在の中期経営計画期間中(2022年3月期~2024年3月期)は累進配当を継続
✔ 総還元性向は30~40%程度を目処
✔ 自社株買いについても機動的に実施
これまでの配当実績
2016年から6期連続増配中の三菱商事ですが、2021年度は新型コロナウイルスの影響で純利益が大幅に減少したにもかかわらず、配当134円を維持した実績があります。
この時、配当性向は114%を超えていましたが、それだけ株主還元を重視しているということだと思います。なお、2023年度の配当については、前期比30円増配の180円予想となっています。
累進配当銘柄:④ 伊藤忠商事(8001)[卸売業]
累進配当政策を掲げる企業4つ目は、伊藤忠商事(8001)です。
三菱商事と並ぶ大企業であり、非資源分野にも強みがあり総合商社では売上高2位の企業です。
株主還元方針
2021年度より開始された『Brand-new Deal 2023』において、「ステップアップ下限配当」の実施を表明しています。(累進配当との違いは、毎年増配を約束しているところ)
また、配当については140円を下限に増配の方針を掲げています。
✔ 現在の中期経営計画期間中(2022年3月期~2024年3月期)は累進配当を継続
✔ 配当性向は30%をコミット
✔ 自社株買いについても機動的・継続的に実施
これまでの配当実績
伊藤忠商事は、2015年から7期連続で増配しており、2023年3月期も前期比30円増配の140円予想です。
上で述べたように、配当性向については、2023年度までに30%とする方針を公表しており、2022年度配当140円で計算した配当性向は25%であるため、今後の業績次第で増配の可能性も高そうです。
まとめ:累進配当銘柄で安定したキャッシュフローを実現しよう
今回は、配当を減らさない「累進配当政策」を掲げる企業を4銘柄ご紹介しました。
自分が「これだ」と思って買った銘柄が減配を発表するのって非常にショックですよね。
(減配発表は業績悪化のニュースとセットで発表されることも多いので、株価下落と減配のダブルパンチになることも…)
ご紹介した4銘柄は、いずれも業績好調で、これまで連続増配を継続している企業であり、今後の増配も期待が持てる企業です。
(注意)
・累進配当政策は「中期経営計画期間中」といった期間限定の方針であることも多く、当該期間終了後は減配となる可能性もあります。
私の投資戦略は、高配当株投資で将来的に安定したキャッシュフローを実現することです。
これらのうち、まだ保有していない企業についても、近いうちに保有したいと思っています。
この記事が、似たような投資方針の方の参考になれば嬉しいです🎵
(2023/4/17 追記)
「累進配当政策」を掲げる企業4選 その2を公開しました。
それではこれからも良い株ライフを!
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