【大型株特集】株式分割で買いやすくなった銘柄 10選【2023年4月版】

こんにちは、houriです。

投資歴5年目。趣味は高配当株投資のアラサー会社員です。

最近、「値がさ株」と呼ばれる株価が高い銘柄の株式分割発表が相次いでいます。

株式分割は、企業が発行している株の数を文字通り分割することで、「市場に出回る株数の増加」や「株価下落に伴う保有者の拡大」などといった効果があります。

投資資金が限られている副業投資家にとって、1単元（100株）購入するのに数百万円かかる「値がさ株」は、なかなか手が出せない高嶺の花です。

そんな「値がさ株」、最近株式分割で前よりも手が出しやすい株価になっている銘柄が増えています。

今回の記事では、2023年に入って株式分割を発表した「値がさ株」を10銘柄をピックアップしてご紹介したいと思います。

「この銘柄、いつの間に株式分割したの？」といった発見もあるかと思いますので、是非ご覧ください🎵

それでは、早速行ってみましょう！

株式分割で買いやすくなった銘柄 10選【2023年４月版】

1.ファーストリテイリング（9983）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
2/27	1：3	80,205円	31,950円

ファーストリテイリングは、みんな大好き、私もいつもお世話になっている「ユニクロ」や「ジーユー」などを展開する企業で、日本を代表する値がさ株です。

日本国内だけではなく、中国や東南アジアにも「ユニクロ」を展開しており、海外比率が53％もありまして、最近は海外売上が順調です。

分割後の株価は、上がったり下がったりでしたが、4/13の第２四半期決算結果を受けて大幅に株価上昇しています。

2.信越化学工業（4063）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：5	20,805円	4,085円

次の銘柄は、信越化学工業（4063）です。

信越化学工業は、半導体シリコンウエハで世界トップの企業で、業績好調で個人投資家に大人気の銘柄です。

海外比率が77％と高く円安がプラスに寄与する銘柄ですが、世界的な半導体需要にも左右されるため、業績が読みにくいデメリットもあります。

分割後の株価は、いったん下落したものの、4/27の決算発表に向けて株価は緩やかに回復中です。
その先の株価は決算発表次第でしょうか。

3.オリエンタルランド（4661）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：5	22,490円	4,784円

３銘柄目は、オリエンタルランド（4661）です。

オリエンタルランドは、みんなが行きたい「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」を運営する企業です。PER:115倍と通常ではありえない数字になっていますが、舞浜パワーで他を寄せ付けない圧倒的な魅力を誇っています。

2023年は、アフターコロナで人流が戻るタイミングに加えて、ディズニーランド開園40周年もありますので、業績は凄い数字になるのではと勝手に予想しています。

分割後の株価はひたすら右肩上がりを継続中であり、オリエンタルランドに対する期待の高さがうかがえます。なお、株主優待も実施しておりますので、株価が下がったら買おうと考えている個人投資家（ディズニーファン）も多いのではと思っています。

オリエンタルランドはこちらの記事でも注目銘柄として取り上げておりますので、よかったらご覧ください😸

4.リンナイ（5947）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：3	9,585円	3,270円

４銘柄目は、リンナイ（5947）です。

リンナイは、給湯・厨房を２本柱とするガス機器最大手の企業で、中国・韓国、アメリカなど海外にも進出しており、海外比率は56％となっています。

分割後の株価は、可もなく不可もなくといった感じで長い目で見て緩やかに上昇中、配当利回りは1.53％と高くはないものの、連続増配銘柄です。

5.ディスコ（6146）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：3	44,460円	16,640円

次の銘柄は、ディスコ（6146）です。

ディスコは、半導体、電子部品の研削・切断・研磨装置で世界トップ、海外比率は88％とかなり高い企業です。

分割後の株価は、海外の半導体企業が業績悪化傾向を相次いで発表していたこともあり、低調に推移していましたが、4/20の決算発表で業績好調だったため、4/21は急騰しています。

6.ダイフク（6383）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：3	7,200円	2,436円

次の銘柄は、ダイフク（6383）です。

ダイフクは、搬送・保管システムで世界首位級、立体自動倉庫首位の企業です。
倉庫内で指定の荷物を自動ピッキングするシステムや空港向けの手荷物運搬コンベアなどを手掛けています。

分割後の株価は、大きな変動はなく現在でも分割時の水準を維持している状態です。

7.ファナック（6954）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：5	23,450円	4,642円

次の銘柄は、ファナック（6954）です。

ファナックは、工作機械用ＮＣ（数値制御）装置世界首位、産業用ロボットを製造している企業です。
ＮＣとは、Numerical Controlの頭文字をとったもので、ＮＣ装置は、工作機械やロボットの動作を数値制御する装置のことです。

分割後株価は、上昇と下落を経て分割時水準を回復しています。

元々の株価が２万円オーバーだったことを考えると、株価的に買いやすいですが配当予想が非開示となっており、高配当株投資を趣味とする私には、ちょっと手が出せない銘柄です。

8.バンダイナムコHD（7832）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：3	8,421円	2983.5円

次の銘柄は、バンダイナムコHD（7832）です。

バンダイナムコは、バンダイとナムコが経営統合した企業で、おもちゃトップです。
ゲームやカプセルトイ（いわゆるガチャ）、カードゲームやプラモデルなど幅広く展開しています。

分割後の株価は、右肩上がり。
株主優待も実施しているため、個人投資家人気は高そうな銘柄です。

子供がいる家庭では、株主優待で交換できる「こども商品券」は重宝するかも！

9.東京エレクトロン（8035）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：3	48,090円	15,590円

さて、いよいよ残りは２銘柄。次の銘柄は、東京エレクトロン（8035）です。

東京エレクトロンは、半導体製造装置で世界３位、海外比率88％の企業です。
上でご紹介した信越化学工業やディスコと同様、日本が誇る世界的企業ですが、世界的な半導体需要に業績が左右されるという点が特徴です。

分割後の株価は、下落基調で分割直後（16,030円）よりも値下がっています。
2/10の第３四半期決算発表で増配を発表しており、現在の配当利回りは3.4％と高めの水準です。

10.ナガセ（9733）

分割日	分割割合	分割時株価（終値）	現在株価（4/21）
3/30	1：3	5,967円	1,943円

最後の銘柄は、ナガセ（9733）です。

ナガセは、中学生・高校生向けの学習塾を展開する企業です。
ナガセという企業名は知らなくても、「東進ハイスクール」「四谷大塚」といえば聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

分割後の株価は、ほぼ横ばいですが、2/7に発表した増配により、現在の配当利回りは5.15％とかなり高めの水準となっています。

実は私も東進ハイスクールに通っていたことがあるため、なんだか懐かしい思いがして、ピックアップしてしまいました😃

株式分割が増加している背景

ここまで、最近株主分割を発表した「値がさ株」から、10銘柄をピックアップしてご紹介しました。

そもそも、なぜ株主優待が増加しているのかというと、2022年10月に東証が上場企業に宛てに発表した「投資単位の引下げに係るご検討のお願い」が影響しています。
（詳細はこちらのページをご覧ください）

東証はこれ以前にも、個人投資家が投資しやすい環境を整備するため、望ましい投資単位の水準として「5万円以上50万円未満」の維持を要請していました。

最近株式分割が増えているのは、東証のお願いに上場企業が対応しているということだと思いますし、今後も、まだ株式分割を発表していない「値がさ株」の動きは要注目です。

まとめ：分割はチャンス！

今回は、こちらの10銘柄をご紹介しました。

これまで株価が高くて買えなかった銘柄も、株式分割によって単元で保有できるチャンスです。

この中に皆さんの気になった銘柄があれば、業績や財務状況など調べてみてくださいね🌴

それではこれからも良い株ライフを！

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