こんにちは、houriです。
最近「PBR1倍未満」という言葉に注目が集まっています。
きっかけは、東京証券取引所による「経営効率性・成長性の低い企業」に対する改善要請です。
(東証の改善要請詳細は、こちらのページからご覧ください)
PBRとは「株価純資産倍率」を意味しています。
現在の株価が企業の資産価値からみて割高なのか、それとも割安なのかを計る指標です。
PBRが1倍未満ということは、その企業の株を全部買い占めた後に資産をすべて売却(=解散)すると利益が残る状態ということで、つまり株価が割安な評価を受けている状態ということ。
東証は、昨年、市場区分の見直しを実施したばかりですが、上場会社の企業価値向上を目的とした市場改革はまだ継続しており、今回の「PBR1倍割れ企業への要請」も、その文脈で登場した話です。
こうなると、企業側としてもさすがに東証には逆らえず、企業価値の向上のため、何らかのアクションが必要となると思われますので、今後、「増配」や「自社株買い」によるテコ入れを行うことが想定されます。
今回の記事は、そうした「PBR1倍割れ」の企業が、増配・自社株買いといったアクションを起こす前に、優良銘柄を先回りで見つけよう、という趣旨の記事です。
私は高配当株投資を趣味にしていますので、今回ご紹介する5銘柄は「PBR1倍未満」に加えて「配当利回り4%超」をいずれも満たす銘柄としています。
現在株価と配当利回りは、2023/4/18の執筆時点の値です。
また、特定の銘柄の買いを推奨する意図はありません。あくまで投資は自己責任となりますので、優良銘柄探しの参考程度にご覧ください。
それでは、さっそく参りましょう!
「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄① コムシスホールディングス(1721)
私が選ぶ「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄の1銘柄目は、
コムシスホールディングス(1721)です。
業種 | PBR | PER | 現在株価 | 配当予想 | 配当利回り |
建設業 | 0.90倍 | 11.5倍 | 2,487円 | 100円 | 4.02% |
「コムシスホールディングス」という会社名を聞いたことがない方もいるかもしれませんが、こちらの企業は携帯電話の基地局工事などを営んでおり、NTT系が売上の半分以上を占める電気通信工事最大手です。
2023年3月期は一株当たり利益で見ると前期比9%のマイナス予想ですが、毎年増配を繰り返している実績ある企業です。
「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄② 大和ハウス工業(1925)
私が選ぶ「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄の2銘柄目は、
大和ハウス工業(1925)です。
業種 | PBR | PER | 現在株価 | 配当予想 | 配当利回り |
建設業 | 0.97倍 | 9.3倍 | 3,200円 | 130円 | 4.06% |
大和ハウス工業は、国内最大手の住宅総合メーカーです。
時価総額は2.1兆円で同業種である積水ハウスの1.9兆円を上回っています。
私は、配当利回りが高い積水ハウスを保有していますが、最大手の大和ハウス工業もそのうち保有したい銘柄の一つです。
「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄③ 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
私が選ぶ「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄の3銘柄目は、
三井住友フィナンシャルグループ(8316)です。
業種 | PBR | PER | 現在株価 | 配当予想 | 配当利回り |
銀行業 | 0.61倍 | 9.9倍 | 5,652円 | 230円 | 4.07% |
三井住友フィナンシャルグループは、日本のメガバンクの一角で、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループと並ぶ巨大金融グループです。
金融業は、ほかの業種と比べてもPBRが低い銘柄が多い傾向があります。
保有するなら、三菱UFJか三井住友か迷う所ですが、三菱UFJは株価上昇で配当利回りが3%台まで落ちたため、今回は三井住友を選びました。
「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄④ ジャックス(8584)
私が選ぶ「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄の4銘柄目は、
ジャックス(8584)です。
業種 | PBR | PER | 現在株価 | 配当予想 | 配当利回り |
その他金融業 | 0.76倍 | 7.5倍 | 4,455円 | 185円 | 4.15% |
ジャックスは、三菱UFJ銀行系のクレジット会社です。
ショッピングクレジット取扱高シェアは国内2位の大手の金融系企業です。
配当は2019年から3期連続で増配しており、2023年3月期も増配予想の絶好調企業です。
業種はその他金融業に位置しており、同業種には、オリックスやリコーリースがあります。
「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄⑤ AGC(5201)
私が選ぶ「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」銘柄の5銘柄目は、
AGC(5201)です。
業種 | PBR | PER | 現在株価 | 配当予想 | 配当利回り |
ガラス・土石製品 | 0.79倍 | 12.6倍 | 5,000円 | 210円 | 4.20% |
AGCは、世界最大手のガラスメーカーです。
自動車用ガラスやフッ素樹脂素材なども手掛け、液晶/有機EL用ガラスなども製造している世界的企業です。
配当は2020年から2期連続で210円を維持しており、2023年3月期も維持する予想を出しています。
まとめ
私が選ぶ「PBR1倍未満」×「配当利回り4%超」の厳選5銘柄はこちらの銘柄でした。
銘柄① コムシスホールディングス(1721)
銘柄② 大和ハウス工業(1925)
銘柄③ 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
銘柄④ ジャックス(8584)
銘柄⑤ AGC(5201)
最近のトレンド「PBR1倍未満」に加えて「配当利回り4%超」ということで、かなりの優良銘柄だと思います。
特に、三井住友フィナンシャルグループについては、配当を減らさない宣言「累進配当政策」を掲げるド安定企業としても取り上げていますので、こちらの記事もご覧ください🎵
それではこれからも良い株ライフを!
にほんブログ村に参加してます。
この記事の内容が少しでも参考になりましたら、👇をポチっとお願いします。
コメント