【決算ダイジェスト】商社が続々累進配当!三井物産の決算資料を読む(2023年3月期 通期決算)

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高配当株メインで投資歴5年目、アラサー会社員のhouriです。

ゴールデンウィーク前、2023年5月2日(火)に三井物産(8031)2023年3月期 通期決算を発表しました。

この記事では、忙しくて決算資料を見る時間がない方に、発表された決算資料から大事なところを抜粋してお届けします。

決算内容についてより詳しく知りたい方は、こちらから会社のIR資料をご覧ください。

会社概要

三井物産は、三井グループ中核の総合商社で売上高は日本で3位、特に鉄鉱石・原油の生産権益量は商社でもトップの企業です。

傘下には、DM三井製糖HD、かどや製油、りらいあコミュニケーションズを持ち、時価総額は65,839億円の日本を代表する企業です。

2023年3月期 通期決算

今期の業績(実績)

2023年3月期は、営業収益・営業利益・当期純利益いずれも223期比でプラスでした。

・​基礎営業キャッシュ・フロー、当期利益ともに過去最高更新
・収益力の拡大と資本効率向上により、ROEは18.9%に伸長(前の期は18.0%)

今後の業績(予想)

2023年3月期実績とあわせて公表された2024年3月期予想は、基礎営業キャッシュ・フローと当期利益のみですが、いずれも2022年3月期比でマイナス見通しとなっています。

・金融資源、エネルギー価格下落により基礎営業キャッシュ・フロー、当期利益ともに減少​見込み
・同日発表された中期経営計画2026では、2026年3月期の当期利益9,200億円、基礎営業キャッシュ・フロー10,000億円、ROE12%超を定量目標として公表​

株主還元に関する内容

三井物産は、2021年3月期から3期連続増配を継続しており、今期の配当予想も150円と前期+10円の増配予想が公表されたため、これで4期連続増配予想となりました。

さらに、同日公表された中期経営計画2026において、2026年3月期までの3期は、1株あたり150円を下限とする累進配当導入することが発表されました。

あわせて、3年間累計の基礎営業キャッシュフローの37%を目安に配当・自社株取得を実施していく方針も掲げられていますので、株主還元に積極的で素晴らしい企業だと感じます。​​

現在の株価での配当利回りは、約3.5%で高配当株と呼ぶには正直少し物足りないといった印象ですが、今後さらに増配してくれる期待も込めて購入するには良い銘柄かもしれませんね。

今回の決算発表では、2022年11月以降の自社株取得状況も公表されており、2023年4月30日時点で1,700億円取得済みであるため、今後、7月末までの間に700億円の自社株取得余力があります。

ということは、三井物産の株価が下がった時は、自社株取得による株価上昇が起こりやすいということでしょう。

まとめ

今回の記事では、2023年5月2日(火)に発表された三井物産(8031)2023年3月期 通期決算を抜粋しました。

業 績:好調
配 当:10円増配の1株当たり150円予想
〈4期連続増配予想〉
自社株:買付実施
〈2023/7/31までに残700億円の買付余力〉

三井物産の株価は、長期視点で右肩上がりです。
これから市場全体が大きく下げるような場面では、こういった優良銘柄を積極的に仕込んでいきたいですね😊

この記事が皆さんの銘柄検討の参考になれば嬉しいです。

それでは今後も良い株ライフを!

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