いよいよ2024年1月から新NISAが始まりました。最近は「投資」や「株主優待」という言葉を職場でもよく耳にするようになりました。
株主優待とは、企業が株主に対して自社の商品や優待券などをプレゼントする特典のことで、投資家にとって魅力的な仕組みです。
この記事では【5・11月優待✖️50万円以下】タマホーム(1419)の株主優待の内容について解説します。
※投資は自己責任です。本記事は銘柄選定の参考としてご覧ください。
1.タマホームってどんな企業?
タマホームは、注文住宅の建築請負やリフォーム、さらには不動産事業(分譲宅地・戸建分譲・分譲マンション販売、オフィスビルの転貸)を行う企業です。
徹底された効率営業と効率施工によるコストダウン、効率的な広告戦略によって低コストで良品質の注文住宅を同業他社よりも短い工期で顧客に提供することを売りにしています。
2.タマホームの株主優待
株主優待の内容
タマホームの株主優待は、QUOカード(500円相当)を年2回いただけます。
保有株数 | 保有3年未満 | 保有3年以上 |
---|---|---|
100株以上 | 500円分 | 1,000円分 |
継続保有期間が3年以上でQUOカードの額面が2倍(500円分→1,000円分)になります。
受け取るための条件
タマホームの株主優待を受け取るには、毎年5月末・11月末の株主名簿に100株以上保有する必要があります。
2024年5月の権利付き最終日は5月29日(水)、2024年11月の権利付き最終日は11月27日(水)ですので、この日の15時時点で100株以上を保有しましょう。
なお、タマホームの株主優待は3年以上の長期保有でグレードアップします。QUOカードの額面を増やしたい方は、長期継続保有を検討してみてください。
3. 株主優待の改悪リスクは?
「還元方針」や「最近の業績・配当金の推移」「これまでの株主優待の変更」や改悪されやすいQUOカード優待であることから、個人的には株主優待が改悪されるリスクは高いと考えています。
還元方針
タマホームの株主還元(配当金・株主優待)ページには、経営成績に応じた利益還元を継続的に行う方針が示されています。
株主優待も、より多くの株主様に中長期的に当社株式を保有していただくことが主な目的とされているため、すぐに廃止されることは考えづらいものの、QUOカード優待は他社でも廃止されることが多いため注意が必要です。
(株主還元方針)
■ 配当
当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと認識し、経営成績に応じて株主の皆様への利益還元を継続的に行うことを基本方針としています。■株主優待
(公式HPより引用)
株主の皆様の日頃からのご支援への感謝と、当社株式への投資魅力を高め、より多くの株主様に中長期的に当社株式を保有していただくこと、およびより多くの皆様に当社の事業へのご理解をいただくことを目的としています。
最近の業績・配当金の推移
タマホームの業績は、順調に成長しています。
なお、今期は売上高・利益面すべて過去最高を更新する会社予想です。
年度 | 売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | 当期純利益(百万円) |
---|---|---|---|
2020.5 | 209,207 | 9,873 | 5,109 |
2021.5 | 218,092 | 10,999 | 7,168 |
2022.5 | 240,760 | 11,893 | 8,283 |
2023.5 | 256,065 | 13,264 | 8,715 |
2024.5 (予想) | 257,000 | 14,100 | 9,200 |
配当金については、一般的に健全と言われる配当性向30~50%程度を超過しています。
事業は好調ですがこれ以上配当性向の上昇は難しいと思いますので増配は余地は小さいと思われます。
年度 | 1株当たり利益(円) | 1株当たり配当金(円) | 配当性向 |
---|---|---|---|
2020.5 | 172.8 | 70 | 40.5% |
2021.5 | 243.4 | 100 | 41.1% |
2022.5 | 282.3 | 125 | 44.3% |
2023.5 | 298.4 | 180 | 60.3% |
2024.5 (予想) | 317.4 | 185 | 58.3% |
これまでの株主優待の変更
タマホームは、2019年3月、4月に株主優待を変更しており、それまでQUOカード優待とは別に進呈されていた株主優待割引券が廃止されました。
それ以降は株主優待の変更は行われていませんが念のため注意です。
4. 株主優待で毎日をもっとお得に
この記事では、タマホームの株主優待について解説しました。
定期的な業績確認やリスク分散で株主優待の廃止・改悪リスクには常にアンテナを張りつつ、企業からもらえる株主優待で毎日をもっとお得に変えていきましょう!
なお、目的とする株主優待を効率的に探すには、ネット証券の株主優待検索の活用が便利です。
例えば、楽天証券やSBI証券など、大手ネット証券には株主優待を検索するページが用意されており、欲しい優待内容ごとに銘柄を絞り込んで探すことができます。これらは証券口座を開設するだけで簡単に利用できるため、まだ口座開設していない方は口座開設しましょう。
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