いよいよ2024年１月から新NISAが始まりました。最近は「投資」や「株主優待」という言葉を職場でもよく耳にするようになりました。
株主優待とは、企業が株主に対して自社の商品や優待券などをプレゼントする特典のことで、投資家にとって魅力的な仕組みです。
この記事では【5月優待✖️10万円以下】大光（3160）の株主優待の内容について解説します。
※投資は自己責任です。本記事は銘柄選定の参考としてご覧ください。
１．大光ってどんな企業？
大光は、食品卸売業を主な事業としている企業で、東証スタンダードに上場しています。
業務用食品スーパー「アミカ」やネットショップも運営していて、「アミカ」は愛知・岐阜・東京・三重・静岡・滋賀・福井・長野に51店舗（2023年11月）あります。
会社の設立は1950年で、岐阜県大垣市に本社を置き、食品卸売業界で長い歴史を持つ企業です。
２．大光の株主優待
株主優待の内容
大光の株主優待は、保有株数に応じて、毎年８月および２月頃にオリジナルのQUOカードを受け取ることができます。
また、QUO カードを未使用の状態でアミカ店舗へ持参すると、QUO カードを倍額の｢アミカ商品券｣に交換も可能となっており、近くにアミカ店舗がある方は優待利回りを倍増させることができるため、さらにお得です。
| 保有株数 | QUOカード | アミカ商品券 （QUOカードと交換） |
|---|---|---|
| 100株以上 500株未満 | 500円分 | 1,000円分 |
| 500株以上 1,000株未満 | 1,000円分 | 2,000円分 |
| 1,000株以上 2,000株未満 | 2,000円分 | 4,000円分 |
| 2,000株以上 | 3,000円分 | 6,000円分 |
受け取るための条件
大光の株主優待を受け取るには、毎年５月末または11月末に100株以上保有する必要があります。
2024年５月の権利付き最終日は5月29日（水）、11月の権利付き最終日は11月27日（水）ですので、株主優待を受け取るためには、この日の15時に100株以上を保有しておきましょう。
なお、大光の株主優待は長期保有による優待内容のグレードアップはありません。
３． 株主優待の改悪リスクは？
「還元方針」や「最近の業績・配当金の推移」「これまでの株主優待の変更」や改悪されやすいQUOカード優待であることから、個人的には株主優待が改悪されるリスクは中程度と考えています。
還元方針
大光の株主還元（配当金・株主優待）ページには、安定的かつ継続的な配分を行う基本方針が示されています。
（株主還元方針）
■ 配当
株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題のひとつと考え、今後の事業展開を勘案しつつ、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としています。■株主優待
（公式HPより引用）
株主の皆様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、中長期的に保有していただける株主様の増加を図ること、並びに株主優待制度を通した当社事業への理解促進を図ることを目的として株主優待制度を設けております。
最近の業績・配当金の推移
大光の業績は、順調に成長しており安心感があります。
なお、今期は売上高・営業利益・当期純利益が過去最高を更新する予想となっています。
| 決算期 | 売上高（百万円） | 営業利益（百万円） | 当期純利益（百万円） |
|---|---|---|---|
| 2020.5 | 60,659 | 400 | 218 |
| 2021.5 | 54,133 | 239 | －441 |
| 2022.5 | 55,692 | 137 | 17 |
| 2023.5 | ★64,825 | 762 | 424 |
| 2024.5 （予想） | ☆70,300 | ☆1,070 | ☆620 |
配当金については、ここ数年減配がありません。
コロナ禍では赤字や配当性向が100％を超える年もありましたが、2023年には配当性向も一般的に健全と言われる30～50％に戻っていますので安心感がありますね。
| 決算期 | 1株当たり利益（円） | 1株当たり配当金（円） | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| 2020.5 | 16.5 | 9 | 54.5% |
| 2021.5 | －33.3 | 9 | － |
| 2022.5 | 1.3 | 9 | 692.3% |
| 2023.5 | 31.3 | 10 | 31.9％ |
| 2024.5 （予想） | 42.2 | 11 | 26.1％ |
これまでの株主優待の変更
大光は、2017年6月の株式分割にあわせて株主優待を拡充しています。
改悪されることも多いQUOカード優待ですが、2017年以降は変更もなく継続されていることから、改悪リスクはやや下がった印象です。
４． 株主優待で毎日をもっとお得に
この記事では、大光の株主優待について解説しました。
定期的な業績確認やリスク分散で株主優待の廃止・改悪リスクには常にアンテナを張りつつ、企業からもらえる株主優待で毎日をもっとお得に変えていきましょう！
なお、目的とする株主優待を効率的に探すには、ネット証券の株主優待検索の活用が便利です。
例えば、楽天証券やＳＢＩ証券など、大手ネット証券には株主優待を検索するページが用意されており、欲しい優待内容ごとに銘柄を絞り込んで探すことができます。これらは証券口座を開設するだけで簡単に利用できるため、まだ口座開設していない方は口座開設しましょう。
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