いよいよ2024年1月から新NISAが始まりました。最近は「投資」や「株主優待」という言葉を職場でもよく耳にするようになりました。
株主優待とは、企業が株主に対して自社の商品や優待券などをプレゼントする特典のことで、投資家にとって魅力的な仕組みです。
この記事では【5・11月優待✖️60万円以下】FPパートナー(7388)の株主優待の内容について解説します。
※投資は自己責任です。本記事は銘柄選定の参考としてご覧ください。
1.FPパートナーってどんな企業?
FPパートナーは、ファイナンシャル・プランニング、保険マーケティングおよびコンサルティング、保険代理業などのサービスを提供する企業です。
また、FPパートナーはお金に関する悩みや問題を解決するための相談窓口として、「お金のかかりつけ医『マネードクター』」というサービスを全国で展開しています。
2024年1月の新NISA開始によって口座数・預かり資産残高が増加しているようで、事業が好調な様子が伝わってきます。
IFA 口座数3,000口座、預かり資産残高※120億円を突破
~新NISAに関する相談増加を背景に急伸~無料 FP 相談サービス「マネードクター」を運営する株式会社FPパートナー(本社:東京都文京区、代表取締役社長:黒木 勉、証券コード:7388、以下「当社」)は、IFA 口座数が2024年2月末時点で3,000口座を突破したことをお知らせいたします。
(2024年4月12日プレス資料より引用)
2.FPパートナーの株主優待
株主優待の内容
FPパートナーの株主優待は、QUOカード(3,000円相当)を年2回いただけます。
保有株数 | QUOカード |
---|---|
100株以上 | 3,000円分 |
受け取るための条件
FPパートナーの株主優待を受け取るには、毎年5月末・11月末の株主名簿に100株以上保有する必要があります。
2024年5月の権利付き最終日は5月29日(水)、2024年11月の権利付き最終日は11月27日(水)ですので、この日の15時時点で100株以上を保有しましょう。
なお、FPパートナーの株主優待には保有期間の条件がないため、権利付き最終日前からの保有は不要です。
3. 株主優待の改悪リスクは?
「還元方針」や「最近の業績・配当金の推移」「これまでの株主優待の変更」や改悪されやすいQUOカード優待であることから、個人的には株主優待が改悪されるリスクは高いと考えています。
還元方針
FPパートナーの株主還元(配当金・株主優待)ページには、配当性向約45%を目安に安定した配当の継続実施を目指す方針が示されています。
また、2024年1月公表の中期経営計画(2024年11月期~2026年11月期)には、「配当性向45%以上を継続」「純利益の増加による増配継続」「自社株買いの実施」が方針として掲げられています。
(株主還元方針)
■ 配当
当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識しております。内部留保資金を充実させ経営基盤の安定化、事業拡大のための投資等によって一層の企業価値向上を図るとともに、株主の皆様への利益還元姿勢を「配当性向約45%を目安に安定した配当の継続実施」を目指してまいります。■株主優待
(公式HPより引用)
株主の皆様の日頃からのご支援に感謝の気持ちを表すとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの皆様に中長期的に当社株式を所有していただくことを目的として株主優待制度を導入しております。
最近の業績・配当金の推移
FPパートナーの業績は、順調に成長しています。
年度 | 売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | 当期純利益(百万円) |
---|---|---|---|
2020.11 | 17,301 | 688 | 424 |
2021.11 | 20,919 | 1,735 | 1,224 |
2022.11 | 25,605 | 3,824 | 2,366 |
2023.11 | 30,559 | 5,554 | 3,953 |
2024.11 (予想) | 35,627 | 6,725 | 4,548 |
配当金についても、一般的に健全と言われる配当性向30~50%程度を維持しています。
事業は好調で今期は過去最高の売上高・利益となる見込みであるため、減配リスクは小さいと思われます。
年度 | 1株当たり利益(円) | 1株当たり配当金(円) | 配当性向 |
---|---|---|---|
2020.11 | 21.2 | 0 | - |
2021.11 | 61.2 | 0 | - |
2022.11 | 115.0 | 0 | - |
2023.11 | 171.7 | 90 | 52.4% |
2024.11 (予想) | 197.2 | 90 | 45.6% |
これまでの株主優待の変更
FPパートナーは、2023年9月に株主優待を拡充しており、それまで5月末のみ実施していたQUOカード(3,000円分)の進呈を5月末、11月末の年2回(計6,000円分)に倍増しました。
4. 株主優待で毎日をもっとお得に
この記事では、FPパートナーの株主優待について解説しました。
定期的な業績確認やリスク分散で株主優待の廃止・改悪リスクには常にアンテナを張りつつ、企業からもらえる株主優待で毎日をもっとお得に変えていきましょう!
なお、目的とする株主優待を効率的に探すには、ネット証券の株主優待検索の活用が便利です。
例えば、楽天証券やSBI証券など、大手ネット証券には株主優待を検索するページが用意されており、欲しい優待内容ごとに銘柄を絞り込んで探すことができます。これらは証券口座を開設するだけで簡単に利用できるため、まだ口座開設していない方は口座開設しましょう。
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